メディア グラフィックスでは、社員数名が世界最高峰の印刷・クロスメディアソリューションが集結する展示会を視察する、という海外研修があります。
印刷展示会には「世界4大印刷機材展」と呼ばれる世界規模の大きな4つの展示会があるのですが、今年は2017年10月31日から11月4日の日程でイギリス バーミンガム行われた「IPEX2017」に行ってまいりました!

「IPEX(アイペックス)」は、drupa(ドルパ/ドイツ)、PRINT(プリント/アメリカ)、IGAS(アイガス/日本)と並ぶ世界4大印刷機材展の一つで1880年代からイギリスで開催されている伝統ある印刷展示会です。
今回のテーマは、「TOUCH IT...FEEL IT...LOVE IT」でした。
傾向としては、小ロットでもPPや転写フィルム、箔押し、UVニスなどといった特殊加工が出来る印刷機や、
型無しで通せるスジ押し、ミシン等を施して特別感のある上製本などが作れる
という商材が多く、大量ロットを想定した印刷機材は、日本の某メーカーさんが出しているUVオフセット印刷機1台のみでした。
日本でのこういった流れは今に始まったことではありませんが、海外でも感じたことはなかなか衝撃的でした。
そんな中でも海外らしいユニークな機材はたくさんありました。
個人的に特に面白いなと思った機材は、機械にボールペンを持たせてプログラミングされた情報を紙に書いて流していくという、いわゆる「手書き」が量産出来るマシン。

なんとなく愛着を感じる仕上がりで、手紙文化が残る日本でもウケるのではないかと感じました。
まさに「TOUCH IT...FEEL IT...LOVE IT」にぴったり。
ちなみに、こちらは日本語のプログラムは検討されていないようでまだ日本には入って来ていないようです。
ということで、大変貴重な経験が出来た展示会でした。
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