
こんにちは!
今日は印刷の基本として、刷版工程について少しだけご説明させていただきます。
刷版とは、印刷機で印刷をする際に使用される、金属製の版を製造する工程。
簡単に言いますと、印刷するための「判子」の板を作ることを指します。
この板はPS版と呼ばれており、印刷物の絵柄のインキがつく部分とつかない部分をパーセント単位で分別させることで、絵柄として表現されます。
工程の内容としては、MG本社にあるデータデザイン部にて作成された印刷用データを、専用サーバを介して埼玉工場へ送られ、パソコン上で刷版処理を行い、プレートセッターからそのままPS版が出力される流れになります。
これら一連を私たち印刷業界では、CTP(computer-to-plate)と呼ばれています。
かつてはデータからフィルムを出力後、フィルムをPS版に焼きつける作業をしていましたが、このCTP導入以降、フィルムレスでダイレクトに出力できるようになり、効率化されました。
以上、刷版のご説明でした。
動画もまとめましたので是非ご覧ください。
お客様からもたまに「製版」と「刷版」の違いを聞かれることがあります。
これを機に少しでも知っていただければ嬉しいです。
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