コラムのカテゴリ記事一覧

化粧品および文化芸術分野の高品質印刷・加工・企画・デザイン・WEB制作「株式会社メディアグラフィックス」のブログです

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コラムのカテゴリ記事一覧。化粧品および文化芸術分野の高品質印刷・加工・企画・デザイン・WEB制作「株式会社メディアグラフィックス」のブログです

2018-03-05 印刷入門
こんにちは!今日は、印刷物の「表面加工」についてご説明します。「表面加工」とは、印刷した紙の上にニス引きや光沢剤、フィルムなどで加工を施し、印刷物自体の性能を上げることができる工程です。機能面では、印刷物のインキの擦れ防止やフィルムを貼ることによって耐久性を上げることが可能です。デザイン面では、ツヤ出しや、マット感を出すなどの加工を施すことで、印刷物の風合いが増し、より高い高級感を演出することが出...

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2017-11-13 コラム
こんにちは。今日は、先日社内にて開催されました【画像処理勉強会】の様子をレポートいたします!この勉強会は小泉塾30’チーム3による主催で、「レタッチ指示を正しく的確に現場に伝える難しさとコツ」を学ぶ社内研修です。当社のデータデザイン部長が自ら講師として登壇してくれました。参加者は若手を中心に、本社・埼玉工場の様々な部署から集まりました。印刷会社では、印刷物で使用する画像をお客様のご要望通りにレタッチ(...

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2017-10-30 印刷入門
こんにちは!前回の【印刷入門シリーズ】では、刷版って何?ということに触れさせていただきましたが、今回は刷版工程の後がどんな流れで進んでいくのかをご説明したいと思います。●【印刷入門シリーズ】刷版って何?刷版工程のプレートセッターから出力されたPS版が向かう先は「印刷機」です。写真:菊半裁4色反転機構付オフセット印刷機「SPICA(スピカ)」当社の印刷機は、B縦半裁オフセット輪転機(8色機)、菊全判UVオフセット...

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2017-10-02 印刷入門
こんにちは!今日は「本作りの基礎知識」として、本の構成について少しだけご説明したいと思います。本の装丁は、大きく2つの製本方式に分類されます。表紙をボール紙に貼って作られるハードカバーの「上製本」と、文庫本や雑誌などのように表紙が本文より少し厚めの紙で作られるソフトカバーの「並製本」です。「上製本」は高級で丈夫な仕上りになりますが、コストとしては「並製本」よりも割高になります。一方、「並製本」は、...

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2017-09-11 MG研究室
こんにちは。先週からMG研究室 インキ耐性編 結果報告をお送りしておりますが、今週も引き続き、検証・分析結果をご報告したいと思います。<前回からのおさらい〜検証内容>実験素材の印刷物はA3サイズのポスターを想定とし、以下4通りの印刷方法と用紙を使用しています。①ハイブリットUV印刷(UVインキ)+マットコート紙②ハイブリットUV印刷(UVインキ)+ユポ紙③オフセット印刷(油性インキ)+マットコート紙④オ...

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【印刷入門シリーズ】表面加工について

こんにちは!

今日は、印刷物の「表面加工」についてご説明します。

ラミネーター(PP貼り)

「表面加工」とは、印刷した紙の上にニス引きや光沢剤、フィルムなどで加工を施し、印刷物自体の性能を上げることができる工程です。

機能面では、印刷物のインキの擦れ防止やフィルムを貼ることによって耐久性を上げることが可能です。

デザイン面では、ツヤ出しや、マット感を出すなどの加工を施すことで、印刷物の風合いが増し、より高い高級感を演出することが出来ます。

ホログラムで柄をつけたり、キラキラさせたりすればより個性的な印刷物に仕上がります。

そんな「表面加工」ですが、具体的にはどんな方法の選択が出来るのでしょうか?

弊社でご提案出来るいくつかの種類をご紹介いたします。


①ニス引き(グロス・マット)

オフセット印刷で印刷物の表面に透明な樹脂液を塗ることをいいます。

樹脂液には、「グロスニス」と「マットニス」があり、「グロスニス」の場合はインキの乗っている部分の光沢感が若干上がります。

「グロスニス」は光沢効果というよりは、ニスによってインキの表面に膜が出来ることで、印刷物同士が重なった際に発生する圧や擦れによって汚れてしまうことを防ぐ保護目的があります。

一方の「マットニス」の場合は樹脂液成分の特性上、グロスニスのような保護効果はあまりありません。

どちらかというと印刷物に風合いやマット感を与えたい場合にご提案をさせていただく事が多いです。

また、もう一つ、ニス引きの特徴として部分的な「スポット」が可能ということが挙げられます。

1グロスニス(白部分スポット抜き)

紙面にグロス部分とマット部分を出して絵柄を見せたい場合は、このニス引きをうまく活用いただくと
効果が出ます。


②PP貼り(グロス・マット・ホログラム)

ポリプロピレンフィルムに接着剤を塗布し熱風乾燥した後、紙とフィルムを熱圧着して貼り合わせる加工です。

グロスPPはインキの発色が増し、強い光沢が出ます。マットPPはインキの発色は若干落ち、しっとりとした手触りとなります。

2【左】加工無し【右】グロスPP

2【左】加工無し【中央】グロスPP【右】マットPP

こちらはフィルムを貼り合わせていますので破れづらく、耐久性が出ます。

ただし、こちらは印刷面に加工を施すことで色の濃度が上がって見えるため注意が必要です。

グロスやマットの他にもホログラムをお選びただくことが可能です。


③プレスコート

印刷物に鏡面光沢と平滑性を施す表面加工です。

紙面に熱硬化性の樹脂を塗り、熱をかけローラーでプレスすることにより強い光沢感が得られます。

グロスPP貼りとほぼ同等の仕上がりですが、印刷物にフィルムを貼りたくない場合は、こちらの加工をお勧めしています。

なお、こちらについてもPP貼りと同様に印刷面に加工を施すことで色の濃度が上がって見えるため注意が必要です。


④LCコート(グロス・マット・ホログラム・エンボス)

印刷面へUV塗料をコーティングして、フィルムでプレスしたまま、UVランプを照射し、印刷物に転写する加工です。

仕上りはPP貼り(グロス・マット)とほぼ同等ですが、全面にしか加工が出来ないPP貼りやプレスコートと異なり、紙面の部分的にスポットで入れたり、抜いたりすることが出来るのが特徴です。

また、LCコートはバリエーション豊富なホログラムやエンボスを選ぶことも可能です。

4LCコート-ホログラム

4LCコート-エンボス

いかがでしたでしょうか?

「表面加工」についてこんなに種類があることは意外と知られていないかもしれませんね。

もし、ご興味のある方は営業までお問い合わせください!
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【社内講座】画像処理勉強会~レタッチ指示を正しく的確に現場に伝える難しさとコツ~

  •  投稿日:2017-11-13
  •  カテゴリ:コラム
こんにちは。

今日は、先日社内にて開催されました【画像処理勉強会】の様子をレポートいたします!

写真の赤入れ

この勉強会は小泉塾30’チーム3による主催で、「レタッチ指示を正しく的確に現場に伝える難しさとコツ」を学ぶ社内研修です。当社のデータデザイン部長が自ら講師として登壇してくれました。

参加者は若手を中心に、本社・埼玉工場の様々な部署から集まりました。


印刷会社では、印刷物で使用する画像をお客様のご要望通りにレタッチ(色調整・合成等の画像処理)をするという作業があります。

このレタッチ作業をするにあたり、【お客様】⇒【印刷営業】⇒【レタッチャー】というステップで伝える際に、実はうまく伝わらないケースもごくたまにあります。

それは色味や度合の感覚は人それぞれ個人差があるからです。

「モデルの肌色に少し赤味を足してほしい!」の「少し」ってどのくらい?

「空をもっときれいにしてほしい!」の「きれい」ってどんな空の色?


ここを明確にせず、個人の感覚で伝達してしまうと、レタッチ後の仕上りにお客様からのご要望に対してギャップが生じてしまう事があるんです。

このギャップをいかに失くすかは、【印刷営業】と【レタッチャー】のヒアリング力&伝達力にかかっています。


今回勉強会では

【お客様】【印刷営業】【レタッチャー】

の3役に分かれて、レタッチ指示のフローをロープレ形式で実践してみました。

簡単に言うと、3者の伝言ゲームのようなものです。

【お客様】と【印刷営業】は社内の様々な部署のスタッフが担当、最後の【レタッチャー】は実際の弊社レタッチャー達が担当しました。



実践してみると、この作業に慣れていない参加者はどんな色、濃さ、を求めているのかを言葉だけで聞き出す事、説明する事に四苦八苦…。

双方で修正後イメージを一致・共有化するという事が難しく、とても重要である事がよくわかりました。


色見本という明確な目標があるとスムーズですが、もし色見本がない場合でも「現状の70%くらいに薄くしたい」とか、「隣のモデルの肌色に揃える」とか、具体的なイメージを説明する事でより伝わりやすくなります。

レタッチ後の色校正を見て、お客様が「あれ?私の想定していた色と違うな…」となった場合、色の再修正や確認作業が必要になってきます。

しっかりとヒアリング&伝達をするという事が、時間とコストのスリム化、そして何よりもお客様への満足度にもつながる事を再認識できる機会となりました。

ちなみに今回の伝言ゲーム、レタッチ指示に不慣れな【お客様】役【印刷営業】役を通しても、当社のレタッチャー達は、全員正解!!

難易度の高いデリケートなレタッチ作業を日々こなしている鍛錬の証ですね。

【印刷入門シリーズ】版替え作業について

こんにちは!

前回の【印刷入門シリーズ】では、刷版って何?ということに触れさせていただきましたが、今回は刷版工程の後がどんな流れで進んでいくのかをご説明したいと思います。

●【印刷入門シリーズ】刷版って何?

刷版工程のプレートセッターから出力されたPS版が向かう先は「印刷機」です。

スピカ
写真:菊半裁4色反転機構付オフセット印刷機「SPICA(スピカ)」

当社の印刷機は、B縦半裁オフセット輪転機(8色機)、菊全判UVオフセット枚葉機(5色機)、菊半裁オフセット枚葉機(4色機)の3台が稼動しておりますが、どの機械で印刷する場合も、刷版で出力されたPS版をセットして印刷されます。

PS版を印刷現場へ運ぶと、まず「版替え」に取りかかります。

「版替え」とは、その名の通り「PS版を取り替える作業」のことです。

かつてはこの「版替え」に多くの手間と時間を費やしていましたが、現在では機械の性能が上がり、自動で行えて効率が大幅に良くなっています。



ということで今回は「版替え」についてご説明させていただきました。

それではまた次回!
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【印刷入門シリーズ】本作りの基礎知識

こんにちは!

今日は「本作りの基礎知識」として、本の構成について少しだけご説明したいと思います。

本の装丁は、大きく2つの製本方式に分類されます。

表紙をボール紙に貼って作られるハードカバーの「上製本」と、
文庫本や雑誌などのように表紙が本文より少し厚めの紙で作られるソフトカバーの「並製本」です。

「上製本」は高級で丈夫な仕上りになりますが、コストとしては「並製本」よりも割高になります。

一方、「並製本」は、費用面でメリットがあり、更には持ち運びやすさや手軽さがありますが、「上製本」よりも傷みやすい傾向があります。

それぞれメリット、デメリットをもった製本方式ですが、本の構成は一部を除いては大きな違いはありません。


本を構成する要素にもそれぞれ細かく名前が付いています。

先日ご紹介しました「デザインの旅」(上製本の装丁)を使い、各部の呼称についてサクッとまとめました。

(「デザインの旅」は
●【印刷・特殊加工実績】単行本「デザインの旅」 HANDFAST 遠藤紀雄 様
でご紹介させて頂いております)

[表紙周り]
天(てん)・・・本の上部分。
地(ち)・・・本の底部分。
背(せ)・・・表紙の背中部分。この部分に入る文字を「背文字」と言います。
溝(みぞ)・・・背より少し内側に入る溝。この溝のおかげで表紙が開きやすくなります。
束(つか)・・・本の厚さ。
チリ・・・表紙の本文部分より大きい部分。並製本にはありません。

[本文(ほんもん)]
本文(ほんもん)・・・本の本体部分。
ノド・・・本の見開きの中央部分。
小口(こぐち)・・・背の反対部分。
見返し(みかえし)・・・表紙と本文をつなぐ役目の紙。並製本にはありません。
トビラ・・・書籍の中身の最初のページ。
花布(はなぎれ)・・・背と本文の接着面をの隠す布。並製本にはありません。


本作りの基礎


いかがでしたでしょうか?

近年では、個人の方が「自費出版」として本を作られるケースも増えております。

当社ではあまりそういった事案はございませんが、もちろん可能ですので是非ご相談ください!

今回の「本作りの基礎知識」が少しでもご参考になれば嬉しいです!
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【MG研究室】インキ耐性編 結果報告② CMYKで耐光性に差が出るの?

こんにちは。

先週からMG研究室 インキ耐性編 結果報告をお送りしておりますが、今週も引き続き、検証・分析結果をご報告したいと思います。

<前回からのおさらい〜検証内容>
実験素材の印刷物はA3サイズのポスターを想定とし、以下4通りの印刷方法と用紙を使用しています。

①ハイブリットUV印刷(UVインキ)+マットコート紙
②ハイブリットUV印刷(UVインキ)+ユポ紙
③オフセット印刷(油性インキ)+マットコート紙
④オンデマンド印刷(トナー方式)+マットコート紙


前回は、屋外に掲示されたハイブリットUV印刷とオフセット印刷(油性)では屋内の印刷物よりも明らかに退色(遜色)が起こっており、これらは紫外線(太陽光)によるものとご説明させていただきました。

●【MG研究室】インキ耐性編 結果報告 印刷方式や条件によってどんな違いが出るの?


今回は見た目だけでなく、濃度計測値をみながら検証をしてみたいと思います。

まずは「屋内の数値変化グラフ」と
屋内の数値変化グラフ
「屋外の数値変化グラフ」
屋外の数値変化グラフ
をご覧ください。


ご説明までもないかもしれませんが、印刷はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(スミ)の4色の掛け合わせによって絵柄が表現されています。

濃度計測は、2週間おきに各色のベタ濃度を測定し、グラフ化しました。

その結果、屋内では全ての条件下で2か月間ほぼ同じ状態で変化が見られなかったのに対し、屋外ではオンデマンド印刷以外のハイブリットUV印刷とオフセット印刷(油性)でスタート直後からY(イエロー)とM(マゼンタ)の色が落ちていっていることがわかりました。

この結果から、Y(イエロー)とM(マゼンタ)には耐光性が無く、逆にC(シアン)とK(スミ)は耐光性があることがわかりました。

カラーバー比較

前回の見た目で、屋外の印刷物が大きく退色(遜色)していた原因は、Y(イエロー)とM(マゼンタ)のインキにあったんですね。


ではなぜY(イエロー)、M(マゼンタ)とC(シアン)、K(スミ)で耐光性の違いが出てしまうのでしょうか?

一言でいうと、インキの主成分となる顔料の違いによるものです。

C(シアン)やK(スミ)のインキの顔料の化合物は結合が強く、紫外線(太陽光)にあたっても壊れない性質なのに対し、Y(イエロー)やM(マゼンタ)は化合物の結合が弱いため、紫外線(太陽光)で破壊され本来の色を失ってしまいます。

では、ハイブリッドUV印刷やオンデマンド印刷で屋外に長期間設置したい印刷物はあきらめなければいけないのでしょうか?

いえ、安心してください!あきらめることはありません!!!

耐光性に関してはインキメーカーから「超耐光インキ」というインキが販売されていますので、そちらを手配すればすぐに色が落ちてしまうことはありません。

もちろん、メディア グラフィックスでも超耐光インキを取り扱っております。


最後に、今回の検証ではマットコート紙とユポ紙での違いでもテストをさせていただいておりました。

結論から言うと、耐光性についてはインキによるものが大きく、紙の違いでは影響はないという結果となりましたが、ユポ紙は合成樹脂(プラスチック)を主原料とした紙であることから耐光性ではなく、「耐水性」が強い紙です。

超耐光インキと組み合わせて使用することにより、太陽光や風雨、温度変化などの自然の気候の変化の影響を受けにくい「耐候性」の高い印刷物を作ることが可能になります。

主に屋外掲示の長い選挙ポスターや屋外のディスプレイなどが考えられます。


以上いかがでしたでしょうか?

この夏の強い日差しを利用してインキ耐性テストを行ってまいりましたが、私たちが予想していた以上に印刷物(ポスター)の退色(褪色)が進んだことは驚きでした。

メディア グラフィックスは、このような研究やお仕事を通して得られた経験や知識、ノウハウを用途や目的に合わせ、印刷のプロの視点から最適な紙やインキ、印刷方式などをご提案させていただいております。

是非お気軽にご相談ください!

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